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梨木香歩さんの『からくりからくさ』を読む。


以下引用・・・

古今東西、機の織り手がほとんど女だというのには、それが適性であった以前に、女にはそういう営みが必要だったからなのではないでしょうか。誰にも言えない、口に出していったら、世界を破滅させてしまうような、マグマのような思いを、とんとんからり、となだめなだめ、静かな日常に紡いでいくような、そういう営みが。私の曾祖母も、機を織ることを知っていたら、少しは楽だったかもしれません。

人はきっと、日常を生き抜くために生まれるのです。
そしてそのことを伝えるために。
クルドの人々のあれほど頑強な闘いぶりの力は、おそらくそのことを否定されることへの抵抗からきているのでしょう。
生きた証を、生きてきた証を。
井之川の家意識も、きっと。

断ち切れないわずらわしさごと永遠に伸びていこうとするエネルギー。それは彼らの願いや祈りや思いそのもの

自分の与かり知らぬ遠い昔から絡みついてくる蔓のようなものへの嫌悪といとおしさ。蔓は個の限界を越えようと永遠を希求する生命のエネルギー

呪いであると同時に祈り。憎悪と同じぐらい深い慈愛。怨念と祝福。同じ深さの思い。媒染次第で変わっていく色。経糸。緯糸。リバーシブルの布。
一枚の布。
一つの世界。
私たちの世界。


・・・引用終わり


すっかり梨木香歩さんにはまる。
うじうじ悩む。
どうしょうもないくらいのたうちまわる。
それでも答えは出ない。
ひねり出せるものではない。

あるとき答えが分かる。
明確に。
絶対に間違いないとの確信とともに
答えがやってくる。
そのときは
なんでこんな単純なことが分からなかったんだろうと思う。
それが直感
・・・と私は呼んでいる。
それがやってくるのが「解けるとき」。

論理的に導き出すものではない。
浮かんでくるのを待つしかない。
それまでがつらい。

直感に反したことをやっても
どうしてもうまくいかない。
というか
うまくいかなくて困るが
それが直感に反していたからだと分かるのは
直感がやってきた後だけど。

結局
自分の直感に従ってしか生きられない。
人の違いって
つまるところ感覚の鋭さの違いだと思った。

どんなことにどのくらい耐えられるか

どんなことにどこまで反応できるか。

多くの人がなんでもないことに耐えられない人は生きづらい。


とりあえず
自分がどんなことに耐えられないのかがはっきりした。

結局私は
今本気でやりたいと思うことがあったら
それを本気でやる以外にできないのだ。
もうひとつ同時平行で進めるということができない。
将来を考えて違う道を確保しておくということができない。
やりたいことを自らやめることができない。

それは我慢が足りないとか甘いとか
いろいろ言われることは分かっているけど
それでもこういう風にしかできない。
人からどう思われるかよりも
自分を曲げる方がはるかにつらい。

自分でも自分がこんなにできない奴だとは思っていなかった。
もっと安全な道を進む奴だと思っていた。
石橋をたたいて渡るタイプだと。

自分がこんなに情熱的だったとは。。
蜷川実花さんの『監督日記』を読む。

自分は女性であることを忘れていたことに気づかされる。
仕事のやり方を真剣に考える。
自分について真剣に考える。

そして
自分にできないことが明確に分かった。
この1年
のたうちまわった1年
わけが分からず苦しかった1年が
ようやく終わる。

『監督日記』は座右の書となる。
予想外だ。こんなところに突破口があったなんて。
自分を救えるのは自分だけ
その覚悟が足りない
未だに誰かが助けてくれることを期待している
それが甘え
さくら満開
チューリップが並び立ち
月が霞む

カメラ欲しいなぁ
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