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ドナ・ウィリアムズ 著
河野万里子 訳
「自閉症だったわたしへ」を読む。

…私の世界
…私のコミュニケーション
そういえば昔
アンビバレントって感覚
分かんなかったなぁ
毎日をごきげんに過ごせるかどうかが
何より大きい

絶対やりたくないこと
ゆずれないこと

自分の領域を犯されることには
とても敏感

自分が今
何をやっているのか
何をやらされているのか

いつも自分の頭と感覚で
捉えていたい

しょうがない
辞めよう
映画「ALWAYS 三丁目の夕日」

サンタさんの幸せ
映画「シンデレラマン」

かっこいい

奇跡をおこす人って
きっとこういう人なんだな
J.R.R.トールキンさんの「指輪物語」

フロドは
既に
指輪を捨てることは
できなくなっていた

分かっていた
出発前から

それでも出発した
そして歩き続けた

次にこの物語を引き継ぐ者のために

そして火口まで行き着く
宮崎駿さんの映画「千と千尋の神隠し」にいる

さみしくて
自信がなくて
自分の声がなくて

千が好きで
千が欲しくて
千を喜ばせたいのに
千は欲しがってくれなくて
どうしていいか分かんない

食べて食べて人も食い、
吐いて吐いて
千のあとについていく

…摂食障害
沈黙!

沈黙せよ、隠れよ、そして隠せ
自分の気持ちも夢も−
魂の深みでそれらは
夜の星のように黙々と
昇っては沈むことを繰り返しているがよい
それに見惚れ、沈黙せよ!

心はどうしたら自分を言い表すことができるのか?
他人にお前のことがどうして理解できようか?
お前の生きがいが他人にわかるだろうか?
心に思うことも口に出せば嘘になる
泉を掘り返しても、水をかき乱すだけだろう
ただ泉の水を飲み、沈黙せよ!

自分自身の中で生きることだけができればよい
お前の魂の中には まるまる一つの
神秘的で魔法のような思念の世界がある
その思念を外の騒音がかき消し
昼の光が追い散らしてしまう
それら思念の歌に耳を傾け、沈黙せよ!

沼野充義さんの訳をお借りしました。
(『「語りえぬもの」からの問いかけ』;宮本久雄、岡部雄三編;講談社;2002)


19世紀のロシアに
フョードル・チュッチェフという詩人がいたそうな
ラテン語で「Silentium!」(沈黙!)と題されたこの詩は
ロシアでは誰でも知っているというほど
有名らしい
そうじをする
もてなしの心
今も変わらず尊敬している人が
ひとりいる。
いや変わらずではない。
いっそう深く。

かつての幾人かへの尊敬の念は
自分が歳をとるにしたがって薄れていった。

にもかかわらず
年々尊敬の念を深めさせられるその人は
高校の生物の教師であった。

彼は何も語らなかった。
自己紹介すらしなかった。

彼は決していいかげんなことをしなかった。
生徒だった私から見て。

授業も
ノートも
実験も
試験も
常に完璧に準備されていた。

例えば
試験中に試験問題の誤字脱字を訂正してまわるということも
決してなかった。
一度だけ誤字があった。
それはボールペンで訂正されていた。
40人×8クラス
印刷後ミスに気づいた彼は
320人分の試験用紙に
手書きで訂正を行なったのであった。

試験の採点結果は
必ず次の授業で返却された。
遅れたことは一度もなかった。
採点ミスもなかった。

腐った公立高校の中にあって
いいかげんな教師たちに囲まれ
内職する生徒たちを前にし
彼は静かに輝いていた。

何も語らず
怒らず
笑わず
静かにただたんたんと
授業を続けたその彼の
内に潜んでいたものはなんだろう。

気高さ
謙虚さ
誠実さ

何も語らず
そして決して手を抜かなかった彼を思い出すたび
私の背筋は伸びる。
最近周りでブログがはやっている
最近でもないか
勧められたのは8ヶ月前
「興味ない」と即答したものの
興味はあったらしい
発芽までに8ヶ月を要した

種は人から貰うもの
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