霜月の壺
生きていく。ただひたすら。そして耕し続ける。世界の秘密に出会うため。
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映画『スカイ・クロラ』を観て
空とか飛行機とか、背景はすごくリアルでびっくりした。
それに比べて人間の不自然さが際立っていた。
べたっとして、人間だけが二次元。
なんというアンバランス。。
この前
NHKのプロフェッショナルという番組で
宮崎駿さんが取材されていたけど
彼がその中で、若いスタッフに対して
ものすごく怒っていた場面を思い出した。
「君は人間を描こうとしていない」
「これは映画全体を台無しにする」
「けんか売ってんのかと思う」
みたいなことを言って。
そして宮崎駿さんは
ポニョの気持ちを表現する一本の線を探して
何度も何度も描きなおしていた。
私はこれらの場面がとても印象的で
宮崎駿さんの作品にどうしてこんなに惹きつけられるのか
ここに秘密があったんだと
ひとり納得したんだけれど。
人間を描こうとする。
宮崎駿さんはアニメを作るとき
人間を描こうとしていたんだ。
衝撃。
昔の宮崎駿さんの作品は
ストーリーやメッセージの壮大さ、奥深さが目立っていたけど
最近はそうでもなくなって
よりリアルさが増してきたと思っていた。
ストーリーが単純になるにつれ
劇場で絵を眺めていることの心地よさが増してきた。
宮崎駿さんのアニメって絵だったんだ。
本気で人間を描こうとするアニメだったんだ。
スカイ・クロラのぎこちない絵を観て
やっと気づいた。
【2008/09/07 Sun】
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壁
久々に中島みゆきさんのCDを買った
丸一日のお休みで
買いものでもしようと街へ出て行き
何も欲しいものに出会えずに疲れきって
スタバで一休みして
何の収穫も無く
貴重な休みを潰しただけで
このまま家へ帰ろうかと思っていたとき
スタバの机に彫り付けてあった一文を発見した
「おまえが消えて喜ぶものにおまえのオールを任せるな」
で
ちょっと元気が出て
せっかくだから中島みゆきさんのCDを買って帰ろうという気になった
宙船は持っていたので別のアルバム
「I Love You 答えてくれ」にした
Nobody Is Right
もしも私が全て正しくて とても正しくて 周りを見れば
世にある限り全てのものは 私以外は間違いばかり
もしもあなたが全て正しくて とても正しくて 周りを見れば
世にある限り全てのものは あなた以外は間違いばかり
つらいだろうね その1日は
嫌いな人しか 出会えない
寒いだろうね その1生は
軽蔑だけしか いだけない
つらい。。
寂しい。。。
苦しい。。。。
ここから抜け出すのが
私の今の大きな目標なのだ。
再認識。
そしてまた
河合隼雄さんの
「こころの処方箋」(新潮文庫)を思い出した
マジメも休み休み言え
ともかくマジメだが、何となく人に嫌われたり、うとんじられたりする人がある。言うこともすることもマジメで、その人の話を聞いていると、「なるほどもっとも至極」というわけで反論の余地がない。もっともだと思いつつ、しかし、心のなかで妙な反撥心が湧いてきたり、不愉快になったりしてくる。そこで何とか言ってみたいと思うものの、相手の方が何しろマジメで、非の打ちどころがないのだから、それに従うことになる。ただ、そのときに残った心のもやもやが溜まってくるためもあってか、そのマジメな人を何となくうとんじてしまう。ここでその人が手のつけられないマジメ人間のときは、何だか自分の評判が悪そうだから、ガンバラなくてはと一層マジメになるので、悪循環が生じてしまう。
アメリカでは烈しく相手を攻撃する代りに、相手の言い分も十分に聞こうとする態度がある。それに対して、日本的マジメは、マジメの側が正しいと決まりきっていて、悪い方はただあやまるしかない。マジメな人は住んでいる世界を狭く限定して、そのなかでマジメにやっているので、相手の世界にまで心を開いて対話してゆく余裕がないのである。これに対して、欧米人の場合は、自分がどんなに正しいと信じていても、相手の言い分を十分に聞かねばならないという態度がある。ぶつかりは烈しくなるが相手に対して心をひらくだけの余裕があり、余裕のなかからユーモアが生まれてくるのだ。
マジメな人は自分の限定した世界のなかでは、絶対にマジメなので、確かにそれ以上のことを考える必要もないし、反省する必要もない。マジメな人の無反省さは、鈍感や傲慢にさえ通じるところがある。自分の限定している世界を開いて他と通じること、自分の思いがけない世界が存在するのを認めること、これが怖くて仕方がないので、笑いのない世界に閉じこもる。笑いというものは、常に「開く」ことに通じるものである。
開きたい。
この自分の狭い世界の壁を破壊し
外へ開いていくことが
私の今の最大の目標なのである。
再再認識。
つまり
友だちが欲しい。
【2008/09/02 Tue】
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独創性について
「独創性」とは何かについて考えた
ちょっと前にテレビでやっていたので
独創的なアイディアというのは
まるっきり新しいものがまるまるポンっと出てくるものではなく
組み立て方が新しいということだろう
既存の知識の組み立て方が新しいのだ
個々の知識そのものは全然新しくない
みんなが共有している
ただその知識をこんな風に組み立てるなんて誰も考えなかったということ
【2008/03/28 Fri】
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宮沢賢治
『或る農学生の日誌』から
ぼくらは空想でならどんなことでもすることができる。けれどもほうたうの仕事はみんなこんなにぢみなのだ。そしてその仕事をまじめにしてゐるともう考へることもみんなぢみな、さうだ、ぢみといふよりはやぼな所謂田舎臭いものに変わってしまふ。
ぼくはひがんで云ふのでない。けれどもぼくが父とふたりでいろいろな仕事のことを云ひながらはたらいてゐるところを読んだら、ぼくを軽べつする人がきっと沢山あるだらう。そんなやつをぼくは叩きつけてやりたい。ぼくは人を軽べつするかさうでなければ妬むことしかできないやつらはいちばん卑怯なものだと思ふ。ぼくのやうに働いてゐる仲間よ、仲間よ、ぼくたちはこんな卑怯さを世界から無くしてしまはうではないか。
【2008/03/21 Fri】
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何も言わない
何も言うまい。
あらゆる批判に対し
何も言うまい。
ただ黙々とやるだけだ。
何も言うまい。
自分で思う通りに
生きてゆこう。
人に惑わされる必要などない。
何も言わなくていい。
無視しておけ。
聞かなかったことにしろ。
そんなことで
心惑わされるな。
怒るな。
ただただやるだけだ。
【2008/02/24 Sun】
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